2024年に国立民族学博物館みんぱくで開催された「吟遊詩人の世界」展。
その中で、ご自身も全盲である広瀬浩二郎教授は瞽女を取り上げましたが、このたび広瀬教授が「ユニバーサル・ミュージアムから人類の未来へー“目に見えないものの精神史”」を株式会社 雄山閣から出版いたしました。

日本人は「目に見えないもの」をどうみてきたか
近年、展示物にさわることができるユニバーサル・ミュージアムが増えている。視覚偏重の博物館が見落とし、見捨ててきたものは何か。本書には、全盲の文化人類学者で、ユニバーサル・ミュージアム研究の第一人者でもある著者の「世界をみる」多様な手法が紹介されている。なかでも、盲目の女性旅芸人・瞽女の活動から「ユニバーサル」の真意を導き出す独自の解釈は、本書最大の特徴である。
(雄山閣サイトより引用)
全十章(序章・付章を除く)からなるこの著書は「ユニバーサル」から「瞽女」「触覚芸術」と世界が広がっていきます。今までの瞽女関連の著書とは違う独自の視点からの瞽女。
瞽女ミュージアム高田で取り扱っております。
この秋の一冊にいかがでしょう。
ユニバーサル・ミュージアムから人類の未来へ―「目に見えないもの」の精神史(226頁)
価格 2,860 円 (2600円+税)