「瞽女ゆかりの町」の標柱ができました!

上越市東本町4丁目。ここには最後の高田瞽女・杉本キクイ親方が暮らした家がありました。
この杉本家住宅が昨年5月、老朽化によって残念ながら解体されたのは記憶に新しいところですが、その後「高田瞽女が生きた証を何か形に」という思いで署名活動がなされ、1500を超える署名が集まりました。

その皆さまからの熱い思いがこのたび、一つの碑(標柱)となりました。

『高田瞽女 最後の親方 杉本キクイ
             ゆかりの町』

標柱 木製
底面 19センチ四方
高さ 160センチ

設置費用は上越市地域独自予算と、高田瞽女の文化を保存発信する会の自己資金が充てられました。

場所は杉本家があった東本町4丁目。町内会のご理解をいただき町内会館の雁木軒下に建立いたしました。

右から
東本町4丁目前町内会長 杉本家初代マセ瞽女ご親戚 杉本氏
東本町4丁目現町内会長、渡辺氏
瞽女会事務局 小川

標柱裏面は高田瞽女の説明とQRコードが表示されています。
このQRコードを読み込んでいただくと瞽女ミュージアム高田のホームページにリンクされ、杉本瞽女の瞽女唄や、杉本家の動画などを見て頂けます。

瞽女さんにはもう会う事はできませんが、標柱に会いにきて下さい。
この雁木の下は高田瞽女が一年300日といわれた巡業へ向かった道でもあります。

そこには瞽女が暮らした高田の町の素朴で優しい風が吹いていることでしょう。


改めて、この件に関しご署名下さった皆さま、応援して下さった皆さま、心から御礼申し上げます。ありがとうございました。

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